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★ 私　木俣時子は、ずーと歌を勉強してきました。
そんな中　アレクサンダー・テクニークに出会い
声や歌に対する考えが、ものすごく変わり深く広くなりました。

声を出すにあたって、喉や身体の
解剖学的なこと、メカニズムも勉強し
色々なことが分かってきました。

それは発声や歌をお教えしていくに当たり
非常に役立ちます。

呼吸に使う筋肉や
声が共鳴する場所
声帯やその周りの仕組み。

それを踏まえて発声上のお悩みも
随分　解決できるようになりました。

ただそれらの、詳細なことの前に

土台としてどうしても必要なことがあることに
気づきました。

それは身体の在り方と心の在り方なんです。

立ち方一つで声が変わります。
首と頭の位置関係を変えて行くと

どうしても出なかった高い声が出たりします。

またどんなに素晴らしい声を持っていても
心の持ち様によっては
それが全く生かされません。

そんなことを考えていくうちに
これは音楽だけのことでなく

人生そのもののことなのだと
思う様になりました。

心と身体が
無理をせず本来の在り方に戻れた時

或いは近づいた時

人はそれを”楽”だと感じます。
「こんなに楽でいいですか？」

とよく言われます。

「いいんですよ!」

音楽を勉強している人は
幼い時から　練習、練習！
他人より努力しなければ
決して良くなれない！

そー思っている方も多いと思います。
私もそーでした。

でも今は
これは幻想だと思っています。

特にこれからの時代は
もっと楽に、軽やかに構えた方が
むしろ上手く行く。

そしてこれは
音楽に携わっていない方にも役に立つ
とても大切なことなのだと思います。

心と身体が楽で軽やかということは
つまり　健康であることにも
なりますから。

そんなことを電子書籍に綴りました。

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