日常的マスクを着けることや
ストレス、加齢によって
呼吸が浅くなってしまうことが
ある様です。
呼吸が浅くなると言うことは
肺を出入りする空気の量が
少ない分けですから
肺の機能が十分使われず
血液の質も落ちますし、
血液の循環も悪くなり
一つ一つの細胞に酸素が届かない。
それで頭痛、めまい、肩こり、冷え性等
色々な不都合が起こる訳です。
なので肺を出入りする
空気の量を増やすには...
「しっかり吸う!」
これ、歌や吹奏楽の指導でも
良く言われるのですが
残念ながら×です😢
しっかり吸おうとすると
胸が膨らむ吸い方になり勝ちだからです。
訓練されている方は別ですが。
試しにバースデーケーキの
100本のロウソクを消すつもりで
息を大きく吸ってみましょう。
私もなぜか胸が膨らみます。
いわゆる 胸式呼吸になるのです。
「吸わなきゃ」と一生懸命になればなるほど
胸が上がり苦しい呼吸になります。
(胸が膨らんでも
腹筋が使える状態ならOKなのですが、
ここではお腹の動きを
活発にすることを書いていきますね)
まずは 吐くことから始めましょう。
過呼吸になった場合もそうですね。
吐くのを忘れて吸う事ばかりに
夢中になりますが
吐かなければ 吸えないのです。
夢中になったり、真剣になったりすると
つい呼吸を忘れてしまいます。
気づいた時、大きく「ふーっ」と
溜息をつくのも有効です!
胸式呼吸、腹式呼吸というのは
便宜上の呼び方で
医学的定義はないのですが、
主に胸が動けば胸式呼吸、
お腹が動けば腹式呼吸。
分かり易いのでその言葉を使います。
息が入るのはどちらにしても
胸にある肺ですから
肋骨を固めてしまうと
呼吸の妨げになります。
ですから前回、肋骨の動きをよくする
エクササイズをご紹介しました。
その上で深い呼吸と言えば
腹式呼吸ですので
今回はそのエクササイズをご紹介します。
エクササイズ
① 膝を立てて仰向けに寝ます。
② リラックスのため
耳が床(枕)につく様に
左右に頭を転がし
真ん中に戻します
③ 息をフーっと吐き出します。
たくさん吐こうとは思わず、
その時点で肺に入っている息を
全部 吐き出します。
④苦しくなるまで吐き出したら
何も考えずリラックスします。
すると息が入ってきます。
⑤息が飽和状態
というところまで入ったら
お腹が凹む様、
フーっと息を吐き出します。
⑥④と⑤の繰り返しです。
ゆったりとした心持で 行って下さいね。
夜眠れない方はふとんでやるのも
お勧めです。
★なぜ、寝た体勢で行うかというと
立って行うと
その人なりの立ち方の癖が出てしまい
深い呼吸をするには、不利になるからです。
重力に抗って上手く立つことは
意外に難しいのです!